接骨院が安定した経営を維持するためには、リピーターの数が大きく影響します。1度の来店で離れてしまう顧客が多い場合には、どこを見直すべきなのか。その際の重要ポイントをピックアップし、リピーター獲得の方法をまとめました。
リピーターの数は、顧客満足度の高さに比例します。満足度を上げるために見直すべきポイントの一つが施術内容です。知識や施術スキルやが高いことは大前提とし、その上で施術のレパートリーを増やしておくことが重要です。
同じ施術内容の繰り返しでは顧客が飽きてしまいますし、他院と比較され、料金が安いところに移ってしまうかもしれません。患者の状態に合わせて施術内容を変更したり、最新機器を導入するなど、違った角度でアプローチを行うことも必要です。
どれほど施術のテクニックがあっても接客態度に問題があり、悪い印象を持たれるとリピーターは減っていきます。そもそも患者の多くは、技術力の高さを判断できるほど、施術スキルに対して深くまで理解していないでしょう。
もちろん施術効果は技術力が関わるので無視はできませんが、接客レベルが低いと患者は行く気を失せてしまいます。待合室などに無記名のアンケート用紙などを設置して、接客態度に関する調査を行うのもよいでしょう。
患者が求めているものは、症状の改善ですので問診は極めて重要です。調子が悪い部分はどこで、何に困っているのかしっかり把握できなければ、間違った解決方法を行うことになり、満足した結果を残せないからです。
また問診は、初回来院時だけでなく、来院する度に簡単に状況をヒアリングしましょう。最初にゴールを示し、患者に今どの段階に来ているかを説明することで次の来院につなぐことが可能。 こうした説明が不十分だと、信頼を失うので要注意です。
接骨院・整骨院の数は年々増加傾向にあり、特に都市部では競合も多いため、リピーターを増やすためには他院との差別化が必要です。そのためには得意な施術の方向性を積極的にアピールすることが重要になります。
「どんな人も歓迎、何でもできます」よりもターゲット層を絞り専門性を打ち出すと効果的です。もちろん基礎は学んでいるので様々な症状に対応できますが、あえて○○専門と謳うことで、通院しなければならない理由をつくるのです。
これから、院を開業する場合は、立地面からしっかりこだわりましょう。一度開店してしまうと後から修正ができないため、商圏をリサーチしたうえで、競合の少ない場所を探してみましょう。