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接骨院の事業計画書の書き方

事業計画書とは、日本政策金融公庫や銀行、信用金庫での融資を受けるために必要な資料です。商品や資金計画、事業の見通しをまとめた書類で、創業計画書とも言います。ここでは、接骨院の事業計画書の書き方についてまとめました。

事業計画書の項目

創業の動機

開業の動機を説明することから事業計画書はスタートします。経営理念やビジョン、地域に対する思いなど、動機の明確さはチェックされるポイントです。志はもちろん、経営できる根拠を提示しましょう。また、動機とあわせてビジネスの内容についても記載します。

経営者の略歴等

最終学歴と職歴を記載する項目です。略歴の書き方は履歴書に似ていますが、読み手にアピールすることを考えると職務経歴書を作成する要領で記入してください。接骨院や整骨院での勤務経験はアピールになります。柔道整復師の国家資格の取得はもちろん、専門学校で学んだことも記入してください。

取扱商品・サービス

取扱商品・サービスの項目では、開業する接骨院で取り扱う施術の名称や種類、料金を記入します。さらに、施術の特徴・魅力のポイントをアピールしてください。近隣に競合が多い場合は、差別化ができていることが重要です。特殊な機器を導入するのであれば、機器に関する情報も記載しましょう。

取引先・取引関係等

商品・サービスを提供する取引先・販売先について記入する項目です。接骨院の場合、基本的に個人の患者さんが取引先になるでしょう。ただし、「院周辺の個人」というだけの情報では不十分です。施術のターゲットを記載してください。施術の特徴や創業の動機との矛盾が生じないように気をつけましょう。

従業員

運営体制を伝えるための項目が従業員です。受付やアシスタントも含めて、どのくらいの人数で運営する予定かを伝えます。「常勤役員の人数」「従業員数」という欄を設けてください。常勤役員の人数は法人の場合のみ記入します。従業員数を記入したら、さらに、そのうち家族従業員数とパート従業員数を記入してください。

借入の状況

自分の借入状況を伝える項目です。住宅ローンや奨学金なども含めて、すべての借入を記入してください。事業に関わるかどうかは関係ありません。私用で使う予定の車のローンも記入します。借入状況は少なく申告したくなるかもしれませんが、嘘を記入しても、いずれ露呈してしまうので正直に記入しましょう。

必要な資金と調達方法

必要な資金と調達方法は、借入希望額を伝える項目です。必要な資金は用途の内訳を記入します。ベッドやレジ、机などは「設備資金」、人件費や家賃など運営にかかる費用は「運転資金」に記入。また、調達方法では、自己資金額、家族からの借入額、融資での借入額などを記入してください。

事業の見通し(月平均)

事業の見通しは、収益性を伝えてください。「創業当初」と「1年後あるいは軌道に乗ってから」の売上・仕入れ・家賃などから利益がどれだけ出る見込みかを記入します。売上は目標ではありません。記入した売上高を導き出した根拠の記入も必要です。接骨院の場合、「客単価×1日の来客数×営業日数」で算出するといいでしょう。

自由記述欄

自由記述欄には、特に伝えたいアピールポイントや事業を行う上での悩みやアドバイスがほしいことなどを記入します。

事業計画書を作成する際のポイント

グラフや表でデータの視認性をあげる

事業計画書は、自分以外の人に見てもらう資料です。金融機関や投資家がその対象。事業計画書で事業の魅力が伝わらなければ、融資をしてもらえません。成功するイメージをもってもらえるようにするには、グラフや表を使って視認性をあげましょう。見やすくシンプルな資料が分かりやすさのポイントです。

具体的かつ簡潔な書き方を心がける

事業計画書は、計画だけを記入するものではありません。プロフィールや従業員数、ビジネスモデルなどを記入します。自分がしたいことだけではなく、具体的な数字やビジョンを伝えなくてはいけません。接骨院を知らない人にも伝わるように、簡潔にまとめるよう意識してください。

根拠のある数値を用いる

売上や資金計画の欄は根拠に基づいた数値を記入します。単なる目標ではなく、実現可能な数値を計算してください。根拠が大切なので、どのように実現するのかについて具体的な根拠や裏付けまで記載しましょう。

事業の分析を行う

事業について分析を行います。分析すべきポイントは「強み・弱み・機会・脅威」の4点です。この分析方法はSWOT分析と言います。提供する商品の魅力がどこにあるのか、課題はどこか、競合はどうかということを客観的に把握していることが大切です。自分の事業を正しく分析できていることは金融機関へのアピールにつながります。

内容に一貫性をもたせる

事業計画書には、複数の項目があります。これらに矛盾が生じたり、一貫性がなくなったりすれば、説得力に欠けてしまいます。すべての項目がつながっているので、一貫性を意識してください。

面接をイメージしながら作成する

融資申し込みは、事業計画書の提出をした上で面接が実施されます。答えが事業計画書と矛盾しないよう、面接をイメージしながら作成しましょう。面接の準備として作成するのがおすすめです。面接の際に何を聞かれても事業計画書に沿って答えられるように準備してください。