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一人開業のコツ&ポイント

柔道整復師の国家資格を取得していれば一人でも開業が可能な接骨院・整骨院。これまで勤めていた院を独立し、一人だけで運営していくにあたっては不安も多いでしょう。 そこでここでは、柔道整復師業界を取り巻く環境や継続的に売上を維持するためのポイントをまとめました。

一人開業は増えている?

全国柔整鍼灸協同組合が集計した接骨院・整骨院数に関する資料によると、平成30年度の全国施設数は50,077件。平成28年度から2,053件増加し増減率は4.3%。人口10万人あたり39.6件となっています。

まだ余裕があるように見えますが、東京や神奈川などでの増加数が多く、大阪の人口10万人あたりの施設数は78.5と、平均のおよそ2倍。都市部での一人開業する場合は特に競合が多いため、より戦略的に経営していく必要があります

参照元:全国柔整鍼灸協同組合HP(https://www.zenjukyo.gr.jp/news/kenbetu-sejutushosu/)

安定して経営するには…

客単価を上げる

一人で接骨院を運営する場合は、1日に抱えられる患者数に限界があります。安定経営を目指すなら、客単価を上げることを意識しましょう。特に都市部においては、顧客の奪い合いが起きやすいため、生半可な集客では、結果に繋がりづらい状況にあります。

客単価を上げる方法としては、自費診療の割合を高くすることが考えられます。保険診療だけだと料金を自由に決められず、他施設との差別化もできません。保険診療と自費診療を組み合わせながら、施術の質を上げることで、 顧客満足度を高めることが重要です。

整骨院の一人開業
安定経営に必要な
たった1つのポイント

リピーターを増やす

客単価を上げたとしても、1回の利用で顧客が離れてしまっては、安定経営は実現しません。新しい患者を獲得することも大切ですが、何らかの魅力を感じて来院してくれた既存の顧客に二度、三度とリピートしてもらう方が重要。
マーケティング業界の通説にも、「新規顧客の獲得には、既存顧客にリピートしてもらうのに必要な5倍のコストかかる」と言われています(※)。

リピーターを増やすには、サービスの質を向上させることはもちろん、他店では受けられない独自メニューを用意したり、2回目からお得になるクーポン券や、スポット利用により料金が安くなる回数券の発行など、料金面でのメリットを感じてもらう方法があります。

※参照元:シナジーマーケティング株式会社公式HP「1:5の法則」(https://www.synergy-marketing.co.jp/glossary/law5-1/)

接骨院の
リピーターを増やすには?

戦略的に集客する

一般的に集客のために行うのは宣伝・広告活動ですが、一人開業の場合は広告費の予算をそれほど高く設定できないでしょう。 よって、戦略的な集客方法を検討することが必要となります。低コストかつ、自分の技術でカバーできる方法としては、口コミや地域での活動が挙げられます。 日々の施術の中で満足させる施術を提供し続け、Googleなどでに良い口コミが集めるところから始めてみましょう。

そのほか、ウェブ広告やSNSを利用した宣伝活動なら、比較的少ない予算で宣伝することも可能です。 既存の顧客に対して紹介キャンペーンなどを行えば、リピーター維持と新規獲得の両方にアプローチすることもできます。派手な宣伝よりも、地道な努力の積み重ねが大切なのです。

一人開業・経営の注意点

一人開業・経営が増えているなか気を付けないといけない点について説明します。

施術に集中できるよう、雑多な業務を効率化する

一人院長は施術から経理から患者のサポートなどすべての業務を一人でおこないます。これは考えても大変なことです。単純に仕事の量自体が増えているわけではなく、全方向に気を配らなければいけないので、いずれ疲弊してしまい、働けなくなることも想像できます。

このようになる前にできるだけ施術に集中できる環境をつくることが大事です。複雑な経理業務などを税理士にお願いするなど、外部に委託できるところはお願いしてしまうことも有効でしょう。そういったところを手放なし、その道のプロに依頼することで業務の効率化を図れます。

経営の相談相手をもつ

接骨院が大きい規模であれば、従業員や所属するメンバーにも多様性がでてきます。現場のことなど悩みがでてきても相談できる相手もいるでしょう。しかし、一人で経営していると相談できる相手が身近にいるとは限りません。ちょっとしたことでも相談できる相手がいることはメンタル面でも心に余裕がもてるのではないでしょうか。

ですので、同じ立場に経営者と繋がりをもつことをおすすめします。経営面での悩みや患者とのコミュニケーションでの悩みなど同業者だからこそ分かち合える悩みを相談できるはずです。また、「自分は一人ではない」といった安心感が持てるので、相談相手をつくるために同業者の集まるイベントなどに参加するなど積極的に繋がりをつくることも一人開業するにあたっては大事になるでしょう。

接骨院の一人開業は儲かる?

一人で接骨院を開業して運営していくことは並大抵の苦労ではありません。しかし、一人でやり進めていくことに達成感もあります。でもそれだけではやっていけません。もちろん売上が大事になります。

売上の目安

売上は、単純に計算すると患者数×客単価になります。

例えば客単価で5,000円として計算し、一日5人に施術するとしたら、月に20日営業した場合、月の売上は50万円の計算になります。しかし、ここから事務費や運営費などが差し引かれるため単純に計算した数字より手元に残る金額は少なくなります。

人件費がかからないことはメリットの一つと言えますが、営業できなかったり患者がこなかったりと毎日変動するものです。目先の数字を追いかけるよりも長期的な視野を持っていくことが大切です。

年収の目安

年収の目安は人によって違います。雇われていたときに比べたら稼げているという人もいればその反対もいるでしょう。柔道整復師全体の平均年収がおよそ400万円とされています。一人開業の場合は、平均よりも少し低めとされていて300万円から多くても800万円ぐらいが大半ではないかと言われています。

年収は院長の評価をわかりやすく示すものになります。施術の実力の評価としてはもちろんですが、売上や年収は院の立地など外的要因にも左右されます。こうしたこともあるということだけ理解していると目安として掲げられるでしょう。

整骨院の開業で
失敗しないために