柔道整復師の正しいレセコンの選び方【レセレクト】 » 接骨院の新規開業〜成功への道〜 » 開業で失敗しない5つのポイント

開業で失敗しない5つのポイント

接骨院を開業する際に押さえておくべき経営者としての心構や注意点をピックアップ。失敗を回避するためにはどのような行動をすべきなのか、準備段階からやっておきたいことについて5つのポイントに絞って解説します。

廃業率を見てみましょう

東京商工リサーチの資料によれば、2018年の「マッサージ業、接骨院等」の倒産は93件。前年比36.7%増で過去10年で最多の倒産率です。 その要因としては「業績不振」が約8割を占めていました。

一方で、施術所の数について見てみましょう。2018年時点の全国にある「柔道整復の施術所」は50,077箇所。ここ10年で約1.43倍増と、着実にその数は増え続けています。
競合点がひしめき合い、開業と倒産を繰り返している接骨院業界。この業界で生き残るには、競合店に勝ち、業績を安定化させる方法を学ぶ必要があるようです。

参照元:東京商工リサーチHP(http://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20190115_04.html)

施術技術の向上

接骨院において、施術技術が高いことが重要なのは言うまでもありません。 良くも悪くも口コミは拡がりやすく、経営にも大きく影響しますので、患者にとって効果があった・受けてよかったと感じさせる施術であることが求められます。 そのためには常に施術技術の向上に努め、新しい技術を積極的に取り入れていく必要があります
請求団体によっては、こういった勉強会を定期的に開催してくれる所もありますので、ぜひチェックしてみましょう。

柔道整復師のレセコン事情
おすすめの請求団体と
その選び方とは

接骨院のブランディング

施術技術が同レベルの場合、患者に選んでもらうためには接骨院のブランディングが必要です。 ブランディングとは、他店と比べた自院の特徴を明確にし、アピールすること。豊富な施術内容や、コンセプトがしっかりした内装、待ち時間が短いなどのちょっとした工夫でもブランディング向上につながります。

差別化ポイントはどこ

上述した「ブランディング」にもつながる話ですが、売り上げを安定させるうえで一番重要なのは、差別化できるかどうか。競合店が多いこの業界で勝ち抜くには、「差別化戦略」が重要なのです。 周辺の店にはない取り組みや、独自性のあるサービスを提供することで、集客面でアピールに繋がります
技術力や知識レベルの高さも差別化になりますし、接客の良さや院内の雰囲気も施術を受けた際の印象に関わってきます。 その他、オリジナル性の高い自費メニューを用意して優位性を維持するなど、リピーターを獲得するために何をすべきかを考え実行しましょう。

接骨院の
リピーターを増やすには?

利用客や周辺店舗の分析

開業してから、ある程度時間が経過すると、お客様や周辺の状況が少しずつ見えてきます。 その段階になったら体感だけでなく、顧客情報などをデータ化して分析することが重要です。どのエリアの顧客が多く、逆にどのエリアをまだ開拓できていないのか、既存の顧客に対してはDMや優待券を送ってリピート率を上げるなど、 考えることは沢山あります。 請求団体によっては、経営面へのコンサルティングをしてもらえることがあります。また、導入するレセコンによっては、顧客情報を分析する機能がある場合もございますので、ぜひ確認してみましょう。

返戻を減らすためには?
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その他のポイント

立地・場所を選ぶ

顧客のターゲット層や性別などにも影響を及ぼす場所選び。個人で開業する場合、できるだけかかる経費を少なくしたいものですが、経費削減ばかりに注力して雑居ビルなどの2回以上やオフィスビルなど、空仲介の店舗を選択するのは好ましくありません。

空中階の店舗には路面店よりも露出が少なく、宣伝費用がかかるというデメリットがあります。反対に、周辺の道路から目につく立地はおすすめです。駅やバス停、スーパーなど、商業施設の近くは人が集まるため集客しやすいでしょう。

さらに、近辺に競合店がないかチェックすることも忘れてはいけません。施術内容やコンセプトが類似しているとお客を持っていかれる可能性があります。加えて、パチンコ店があったり、飲食店が立ち並んでいたりなど、騒音や害虫の心配がある立地も避けるべきです。河川や線路なども避けた方が良いでしょう。

顧客を分析する

ターゲットにする顧客分析を満足に行えないまま、開業してしまうケースがあります。例えば、田舎でお年寄りを主軸にサービスを提供するのであれば、院内が多少雑多な印象であったり、敬語での対応を徹底しなかったりしても、「親しみがある」と肯定的にとってもらえる可能性があります。しかし、都心や繁華街で同様のサービスを行った場合はマイナスの印象を与える可能性が高いでしょう。顧客の傾向を想定して、サービスや院内の雰囲気を考える必要があります。

まずは商圏内の住居分布や、顧客の性別、年代、家族構成の分布を調べることから始めます。そしてリピート率や離反率、提供しているメニューなども調べていきましょう。上記の要素を調べると、人気メニューや不人気メニューが分かり、その理由についても分析していけばおのずと顧客のニーズが見えてきます。なんとなくでメニューやサービスを決めるのではなく、分析して緻密にメニューを組み立てるのが成功する秘訣です。

サービスの質を高める

店舗数が増加傾向にある接骨院ですが、中には清掃がきちんとできていないなど、基本的なサービスに手が回っていないところがあります。サービスが良くても、床が汚れていたり、トイレが清潔でなかったりすると、リピートは望めません。柔道整体師は専門的な技術を取得しなくてはならないため、技術さえよければ良いと思う方がいるかもしれませんが、それでは競争相手を出し抜くことは難しいでしょう。サービス業の視点を持って接客を行うのがポイントであり、サービス面にも力を注ぐのが重要です。

客層に合わせた接客サービスや、院内の清掃や整理整頓、清潔感のある雰囲気づくりは欠かせません。壁紙を白やブルーピンクなど、ターゲット層の顧客が好印象を持ってくれるような色味にし、明るさを演出するのも戦略の一つです。そして、接客においては、テンプレかするのではなく患者さんごとに丁寧に接客を行うのがポイント。時々匿名でアンケートを行ってみると顧客分析をする際に役立つでしょう。

集客を行う

開業しても集客を行わなくては、経営を安定させるのは困難でしょう。たとえ念願の開業が叶っても、宣伝を上手く行えなければ、お客様を得られない状況に陥る可能性があるのです。とりわけ、競合の多い接骨院の場合、HPの作成やチラシを配るだけでは満足な宣伝効果は得られない可能性が高いでしょう。効果的に集客をするためには、戦略的に宣伝する必要があります。例えば、口コミ評価を定期的に確かめたり、チラシの発行を継続的に行ったり、SNSを活用したり、離反している顧客に再来院してもらうサービスを発案したりなど。顧客分析とサービス業的視点を忘れず、積極的にアクションを起こすのが集客の要点です。

接骨院開業でよくある失敗例

資金

接骨院の運営で失敗する事例の中でも多いのが運営資金に関する失敗です。開業するまでにかかる費用はさまざまであり、物件の取得費用や機械、グッズ、広告費、工事費など多岐に渡ります。開業までの費用だけでなく、運営資金まで用意できているのが理想ですがなかなか難しいもの。そこで、経営を波に乗せるために営業活が必要になってきます。開業して満足するのではなく、樽俎秋を見据えて運営資金を確保しておきましょう。

工事・物件

工事が予定に間に合わないなど、工事や物件関連も失敗しやすい項目の一つです。不動産会社とコミュニケーションが上手く取れていなかったり、無理な発注をしてしまったりなど、場合によっては退去費用がかかってしまうこともあるでしょう。オーナー様と確認を密にとっておくのは重要であり、失敗を防ぐ上で欠かせません。工事が始まったり契約が成立したりしてしまう前に、失敗する要素が潜んでいないか確かめておくのがポイントです。

なお、物件選びそのものに失敗してしまうケースもあり、家賃の安さや家からの近さに惹かれて即決してしまうのは危険です。後々物件に足を運んだ時、見つけにくい立地にあったり、騒音が気になったりなど、マイナス要素が見つかるかもしれません。物件選びは慎重に行いましょう。

届出

届け出を出し忘れてしまうのもよくある失敗です。開業するために必要な届け出は複数あり、施術所開設届や地方厚生局、保健所などいろいろな機関に書類を提出しなくてはなりません。店舗の方の開業準備が整っていても正式に届け出が受理されていないと、開業できないため注意が必要です。期日を把握し、余裕を持って準備を進めましょう。

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目的別必要な届出について

集客

売り上げを安定して伸ばす鍵を握る集客。集客活動を疎かにすると開業してもお客さんが思うように集まらず、経営が波に乗りません。好立地の物件に設立できた場合でも慢心することなく、顧客分析を継続するのが重要です。外でチラシを配るという方法は古い方法と感じるかもしれませんが、その場所に接骨院がアピールする効果があるだけでなく、スタッフの顔を広めることもできます。患者さんにとって、見知った顔が院内にいるというのは安心できる要素であり、ホームページも上手く活用すればより効果的に集客を促すことができるでしょう。チラシにホームページのURLを載せたりQRコードを載せたりなど、ホームページの閲覧を促す工夫をするのがおすすめです。