レセコン入力は難しい?
接骨院におすすめの請求団体3選をチェック
レセコンの入力方法
レセコンの入力は基本的なパソコンスキルがあれば特に難しくはなく、操作に慣れれば未経験者でもレセプトを作成できます。また、レセコンのなかには、よく行われる処置と薬のセット登録ができるなど、効率的な入力をサポートする機能を備えたものもあります。電子カルテと連携しているレセコンなら、カルテの内容が自動で反映されるので、ほとんどのケースで入力の手間がかかりません。
人の手による入力だとヒューマンエラーによるミスが起こりえるため、誤入力によるミスを防ぐなら、電子カルテと連携可能なレセコンを導入すると良いでしょう。電子カルテを導入していない場合は、入力した情報を自動で点検するチェック機能を搭載したレセコンをおすすめします。
入力でつまづきやすいポイント
- 用法・用量の打ち間違い
- 現在庫を確認していない
- 処方日・処方・医師の名前の見過ごし
- 用法のコード入力
- 加算の算定漏れ
- 病院登録・医師登録
- 目薬の処方単位(本・ml)の入力ミス
- 特殊な用法の入力
- ジェネリック薬品の選択
- お薬手帳の有無の入力
レセコンの入力でつまづきやすいポイントとしては、薬品名・用法用量・医師名の打ち間違え、処方日の見過ごし、加算漏れ、特殊な用法の入力、お薬手帳の有無の入力などがあげられます。
たとえば、Do処方が続く患者さんだと、今回も同じだろうと油断して医師の名前や薬の一部変更を見落としやすくなるので要注意。薬の誤入力は調剤過誤や窓口での請求ミスにつながり、患者さんからの信頼を失うほか、損害賠償請求にまで発展しかねません。
処方箋の処方日も見落としやすいポイントです。処方箋の期限切れに気づかず受け付けてしまった場合、罰則を受ける可能性が高いので注意しましょう。期限が切れていなかったとしても、レセプト請求前に修正していないと返戻の対象になります。
また、2年に1度行われる調剤報酬改定で、加算の算定要件の廃止や新設がされるのもレセコンの入力をややこしくするポイントです。診療報酬点数を漏れなく請求することは経営においても重要なため、加算漏れを起こさない対策が求められます。
レセコンの導入で業務効率化を図るのであれば、レセコンの入力でつまづきやすいポイントを把握し、必要な機能や対策を考えておくことが大切です。
必要な機能は満たせる?
おすすめのレセコンを見る
レセプト業務に役立つ資格
レセプト処理能力を示す資格は複数ある
レセプト業務は整骨院・接骨院の収益を支える重要な仕事のため、正確な処理能力が求められます。レセプト業務に関する専門的な知識を身につけてスキルアップを図りたいのであれば、資格取得がおすすめです。医療事務に関連する民間資格にはさまざまな種類があり、それぞれの資格の特徴について紹介します。
- 診療報酬請求事務能力認定試験
診療報酬請求事務能力認定試験は、診療報酬を請求するにあたっての事務能力の向上を目的とした資格です。医療事務関連の資格のなかでも合格率が約30%と低く、最難関資格とされています。就・転職や昇進などに有利な資格を取得したい方におすすめです。
- 医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)
医療事務に求められる知識や技術があることを証明する資格です。試験に合格するとメディカルクラーク®の称号が与えられます。昭和49年から実施されている歴史があり、医療業界での評価も高いことで有名。合格率は60%程度です。
- 医療事務管理士技能認定試験(医療事務管理士)
日本で最初に実施された医療事務の資格で、多くの医療機関から認知されています。保険制度に関する法律や医療費の算定・請求に関する知識、医療に関する基礎知識が問われ、合格率は50%程度です。
- 医科2級医療事務実務能力認定試験
全国医療福祉教育協会が実施する民間資格で、レセプト作成を含む診療報酬についての知識や医療関連の法律・規則についての知識が問われます。年に3回実施され、合格率は約60~80%です。
- 医療事務実務能力認定試験(医療事務実務士)
名前は似ていますが、医科2級医療事務実務能力認定試験とは違う協会が実施している民間資格です。試験に合格すると、医療事務実務士の称号が付与されます。一般受験は受け付けておらず、教育指定校および団体受験のみの実施となります。
- 医療事務技能士認定試験
医療事務技能士認定試験では、医療事務の仕事で必要となる算定ルールや要件をはじめとした基本的事項の正しい理解が問われます。ほかの医療事務関連の資格に比べて合格率が高いため、初心者におすすめです。
- レセプト点検業務技能検定試験
レセプトの病名に対して行なわれた検査・治療・処方薬が正しいかどうかといった、請求業務に関する全般的な知識が試される試験です。受験時に教材や資料の持ち込み・閲覧が可能。合格率は約60~80%です。
- 医事コンピュータ技能検定試験
年間6,000名以上が受験する検定試験で、レセプト作成能力と医療事務・コンピュータに関する知識が問われます。医療業界のIT化によってレセコン業務が必須となっていることから、注目を集めている資格の1つです。
接骨院におすすめの
請求団体3選をチェック